みなさんは、なんらかの理由で使わなくなったSNSアカウントをそのまま放置していませんか?
流行に乗っていざSNSをはじめてみたものの、結局使わなくなってしまった方も多いはず。ただ、使わなくなったSNSアカウントを放置するのは、プライバシー保護やセキュリティの観点で望ましくありません。万一、なにかの拍子にログイン用のID/パスワードを悪意のある第三者に破られてしまった場合、アカウントを乗っ取られ、悪さを働かれてしまう恐れがあるためです。しかも、自身が使っていない場合、悪用に気づきにくくなる懸念もあります。
SNSの乗っ取りで怖いのは、個人情報や写真などのプライバシー情報を知らぬ間に取得・悪用されてしまうことです。たとえば、実名や住所、職場、メールアドレスなどをSNSに置いたままにしていると、それらを悪質な業者に売られたり、さまざまな犯罪に悪用されたりすることがあるかもしれません。SNS上の顔写真や恥ずかしい投稿などを勝手にネット掲示板に上げられ、誹謗中傷のターゲットにされる可能性もあります。
また、放置アカウントがきっかけでトラブルに巻き込まれるのは利用者本人だけではありません。本人になりすまして送られたメッセージから友人や知人がフィッシング詐欺などの不正サイトに誘導されてしまうケースもあります。
使わなくなったSNSに個人情報を残し続ける理由はありません。自身の情報を悪用されたり、周囲に迷惑をかけたりしないためにも、過去の記事を参考に、使わないSNSアカウントを解約しましょう。