みなさんは、SNSやLINEでリンク付きのメッセージが届いたらどうしますか?
たとえば、面識のない人物からのメッセージであれば不正サイトへ誘導される危険を察知できるかもしれませんが、友人や知人からのメッセージだった場合はどうでしょう。気の置けない友人からのメッセージであれば、何気なくリンクをクリックしてしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし、人気のSNSやLINE上には、友人のフリをしたメッセージであなたに近づき、言葉巧みに欲しい情報を引き出したり、不正サイトへ誘導したりする犯罪者もひそんでいます。
友人や知人からのメッセージであればつい警戒を解いてしまいがちですが、犯罪者はあなたの油断につけ込んできます。たとえば、Facebook上では友人や知人の名前をタグ付けした広告を投稿し、それをクリックしたユーザを偽のショップサイトに誘い込む手口が確認されています。
Facebook上で確認された友達のタグ付け機能を悪用した偽ショップサイトの例
たとえ、友人からのメッセージでも無条件に信用してはいけません。http://から始まるURL文字列を短く変換した短縮URLが送られてきたり、うまい話を持ちかけられて個人情報の入力や金銭の支払いを求められたりしたら要注意です。言葉遣いなどに少しでも違和感を覚えたら、電話などの他の手段を使って相手に確認をとりましょう。