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不正アプリによるセクストーションに注意

2014/12/02

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は12月1日、2014年12月の呼びかけ「個人間でやりとりする写真や動画もネットに公開しているという認識を!~スマートフォンの不正アプリによる性的脅迫被害に注意~」を発表しました。

IPAによると、「ビデオチャット用のアプリ(実際は電話帳を窃取する機能がある不正アプリ)により、個人情報を盗まれることに加え、プライベートな動画を脅迫のネタにされた」という事例が、9月頃より国内でも増加し、相談を受けているとのこと。こうした手口は「セクストーション(sex+extortion=性的脅迫)」と呼ばれています。

海外では昨年ぐらいより話題になっていましたが、日本でも今年6月に広島県警察が注意喚起を行うなど、同様の被害が増加傾向にあるようです。

具体的な事例としては、SNSを通じて知り合った異性から、「プライベートな動画を見せ合おう」とビデオチャット機能を持つアプリをインストールするよう持ちかけられ、アプリをインストールし、チャット最中に服を脱ぐなどしてしまったところ、見知らぬ番号から着信があり、「あなたの電話帳の情報と動画を入手している。この動画をばらまかれたくなければ、指定の金額を払え」という脅迫電話がかかってきた、という相談内容が紹介されています。

なお、2014年11月19日に「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」(リベンジポルノ防止法)が国内成立した「リベンジポルノ」は、元恋人・配偶者などによる嫌がらせ行為なのに対して、「セクストーション」は、最初から脅迫の意図を持って、SNSやアプリを悪用しているのが特徴です。

IPAでは、「特定の相手に写真や動画を渡すことは、インターネットに公開することと同じという認識を持つ」ように呼びかけています。具体的には、アプリは信頼できるマーケットから入手すること、会ったことのない相手に加えて友人や恋人であっても、第三者に見られたら困る写真・動画を撮影させたりデータを送ったりしないことを、対策として推奨しています。