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“サイバー補導女子”は長時間ネット利用、複数アカウント使い分け傾向あり

2019/02/13

警視庁は2月12日、未成年を対象に実施したアンケートについて改めて分析した結果を、「インターネットと子ども達」として発表しました。

アンケートは、「中高生対象調査」と「サイバー補導された子ども対象調査」の2つが行われ、「中高生対象調査」は、都内の公立・私立の中学生(2年、3年)および高校生(1年、2年、3年)を対象に、2018年7月1日~7月20日の期間に実施。合計4,215人から回答を得ています(自記式無記名、有効回答率99.6パーセント)。

また、「サイバー補導された子ども対象調査」は、2018年6月14日~10月31日の期間に、警視庁にサイバー補導された子どもを対象に実施。合計352人から回答を得ています(補導時に自記式無記名、有効回答率97.8パーセント)。なお「サイバー補導」とは、インターネットの書き込みをパトロールして、危ない書き込みをしている子どもに直接会って注意を与える試みで、今回のアンケート回答者はすべて女子でした(これ以降「サイバー補導女子」と記述)。

調査によると、「学校から帰った後、どれくらいインターネットを使っているか」に対する回答は、中高生では「1時間から2時間未満」が最も多く、2時間未満の子が半分以上でした。一方、サイバー補導女子は「5時間以上」が最も多く、かなりの時間をインターネットに費やしていました。

また、「SNSで複数のアカウントを目的によって使い分けているか」については、中学男女および高校男子では「分けずに1つのアカウントを使っている」子が半分以上でしたが、高校女子とサイバー補導女子は複数アカウントを使い分けている傾向がありました。さらに、複数アカウントを使い分けている子は、SNSで「実生活でいえないようなことを書き込む」と答えた割合が、アカウント数と比例して増加していました。

そこで、いわゆる「自画撮り写真の撮影経験」を見てみると、中学男子は半数くらいでしたが、高校女子は9割以上が経験がありました。また、高校女子とサイバー補導女子で比較すると、「SNSに投稿する」「ネットだけの友達に送信する」がサイバー補導女子のほうが20ポイント近く上回っています。特に「ネットだけの友達に送信する」が高校女子では3.1%だったのに対し、サイバー補導女子は23.0%でした。こうした行為がきっかけで被害に遭っている可能性があると考えられます。

最近、安易なアルバイト感覚でデートや援助交際を求める書き込みをして、被害に遭う子どもが増えています。その他にも、「個人情報を書き込む」「あやしいサイトにアクセスする」「ネットに自分の写真をアップする」といった行為について「とても危ない」と答えた子どもの割合を見ると、一般中高生とサイバー補導女子では大きな差があり、サイバー補導女子はネット空間の危険性を軽視していると言えるでしょう。

ただし、サイバー補導女子は特別な存在ではなく、ごく普通の中高生であっても、さまざまな犯罪被害に遭ったり、問題行動を起こしたりすることは十分に有り得ます。特にインターネット空間での交友関係、SNSの投稿内容によって、そうした危険性が高まることもあります。警視庁では「子どものインターネットの使い方に注意を払うと同時に、インターネットの危険性について子どもによく教え、家庭内のルールを作っていきましょう」と、注意を呼びかけています。

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