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偽セキュリティソフト被害が増加傾向に。トレンドマイクロのマンスリーレポート

2011/3/9

3月7日、トレンドマイクロは2011年2月期における「インターネット脅威マンスリーレポート」を公開しました。

2月に日本国内で顕著にみられた傾向としては、偽セキュリティソフト「TROJ_FAKEAV(フェイクエイブイ)」の感染報告の増加が指摘されています。

主な手口としては、例えば「System Tool」という名称で流通している偽セキュリティソフトは、感染するとPCの壁紙が「ウイルスに感染して危険である」という偽のウイルス警告画面に内容が変更されます。ユーザーの恐怖心を煽ったところで、システムの修復には正規版が必要として、偽セキュリティソフトの導入に誘導し、金銭や個人情報をだまし取ろうとします。十分に注意してください。

前月、国内ランキング検出数でトップだったクラッキングツール「CRCK_GETCPRM」は、今月はトップ10圏外に姿を消しましたが、新たな脅威として、インターネットバンキングの口座情報を狙うボットである「Spy Eye」関連の亜種「TROJ_SPYEYE.SMEP(スパイアイ)」が発見されました。早くも検出数ランキングでは世界で6位、日本国内で7位にランクインされているので、今後の警戒が必要です。

ファイル共有ソフトで広まる不正プログラムは、前月に引き続きランキング上位に存在。依然として警戒が必要です。

同社レポートでは、一度ファイル共有ソフトのネットワーク上に流通したファイルは半永久的に残ることになり、不正プログラムの感染予防として「ファイル共有ソフトは使用しないこと」が基本的な対策になるだろうと指摘しています。

世界で検出数が急増した不正プログラムとしては、「Happy2011!」などの件名で新年の挨拶に見せかけるなど、グリーティングカードを装いメールで広まるタイプの「WORM_KELIHOS.SM(ケリホス)」があります。2月になってランキング外から検出数3位へと上昇しています。

●2011年2月度に、全世界で横行が目立った不正プログラムの一例

・「WORM_DOWNAD(ダウンアド)」(世界、日本国内ともに1位)
 →複数の感染経路を持つワーム(拡散目的の不正プログラム)

・「CRCK_KEYGEN(キーゲン)」(世界、日本国内ともに2位)
・「HKTL_KEYGEN(キーゲン)」(世界、日本国内ともに4位)
 →有償ソフトウェアのシリアル番号を不正に解読して使用する際に利用されるプログラム