2011/10/20
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メールソフトにも、迷惑メールをできるだけシャットアウトする機能がついています。マイクロソフトが無料提供しているメールソフト「Windows Liveメール」を例に、迷惑メール対策機能の使い方を紹介しましょう。
※Windows7では、推奨メールソフトとしてWindows Liveメールが無料で提供されています。Windows LiveメールはマイクロソフトのWindows Live公式サイトから無料ダウンロードできます(Windows Liveへのログインが必要です)。
Windows Liveメールには、迷惑メールフィルタ機能が搭載されています。これを利用すれば迷惑メールと思われるメールは、受信しても受信フォルダには入らずに、専用フォルダ([迷惑メール]フォルダー)に自動で移されます。
迷惑メールフィルタ機能では、4段階の「迷惑メールの処理レベル」が設けられ、レベルに応じて、迷惑メールかが判断されます。処理レベルは、以下の手順で確認・変更できます。
1.画面の左上端にある▼メニューをクリックして開き、「オプション」→「セキュリティのオプション」の順にクリックして選びます。
2.「セキュリティのオプション」画面で「オプション」をクリックすると、以下の画面が表示され迷惑メールの処理レベルを設定できます。
初期設定では「低」が設定されています。これを「高」にすると、不審なメールのほとんどが迷惑メールと判断され、自動的に専用フォルダに振り分けられます。
ただし判断基準がかなり厳しくなるため、一般のメールが誤って迷惑メールとして処理されてしまう可能性があります。この場合は定期的に迷惑メールの入ったフォルダをチェックし、迷惑メール以外の通常メールが含まれていないか確認することが必要です。
このほか、「メッセージルール」というメールの振り分け機能を利用する方法もあります。これは、メールのタイトルや文中に含まれるキーワードから、迷惑メールと思われるものを自動的に分類して、指定したフォルダに振り分けるものです。
例えばタイトルに「広告」「交際相手」などとついたメール、また特定の相手(メールアドレス)から送られてくるメールなどを、迷惑メールとしてルールづけするのです。メッセージルールによって振り分けられた迷惑メールは、受信しても自動的に指定したフォルダに移るので、読まずに済みます。
ここではタイトルに「広告」という文字が含まれるメールを迷惑メールとして、フォルダに振り分ける方法を紹介します。
1.「フォルダー」のメニューから「メッセージ ルール」をクリックします。
2.「ルール」画面が開いたら、「電子メール ルール」の「新規作成」をクリックします。
3.「新規のメール ルール」画面が開くので、下図のように条件とアクションを選択して、条件となるキーワードを指定します。
・1つめの欄で条件を指定:「件名に指定した文字列が含まれる場合」をクリックしてチェックをつけます。
・2つめの欄でアクションを指定:「指定のフォルダーにコピーする」をクリックしてチェックをつけます。
・3つめの欄で条件の詳細を編集:青い下線のついた「指定した文字列が含まれる」をクリックします。
4.「単語の入力」画面が開くので、上の欄に「広告」と入力して「追加」をクリックします。
5.「単語」欄に「広告」が追加されたら、「OK」をクリックして「単語の入力」画面を閉じます。
6.「新規のメール ルール」画面に戻ったら、迷惑メールを振り分けたいフォルダを指定します。青い下線のついた「指定のフォルダー」をクリックします(手順3の図をご覧ください)。
7.「移動」画面が開くので、「迷惑メール」フォルダを選択して「OK」をクリックします。
8.最後に、一番下の欄にこの条件(ルール)の名前を入力します。ここでは「迷惑メール #1」と入力し、「ルールの保存」をクリックします。
9.「ルール」画面に戻ったら、「OK」をクリックして画面を閉じます。
Windows XPのパソコンに標準で搭載されているメールソフト「Outlook Express」をお使いの場合も、メールの振り分け機能を利用して、迷惑メールを自動的に隔離することができます。Outlook Expressでメールを振り分ける方法は、以下の記事を参照してください。
「セキュリティ教本」
迷惑メール対策 ~Outlook Express編~
※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。