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トレンドマイクロ株式会社
2013/05/09
<初心者必見>大切な思い出が消えてしまったことはありませんか? バックアップと整理で大切な写真や動画を守ろう
ベストなバックアップ手段を選択するポイントは、バックアップの頻度とバックアップの対象をあらかじめ明確にすることです。毎日こまめにバックアップをとるなら、もちろん手間のかからない方が望ましいでしょう。大量の動画データを保存しておく必要があるならば、大容量のバックアップが行える必要があります。それぞれの手段のメリットやデメリットを見定めて、自分にあった方法を選択すると良いでしょう。ここでは、代表的なバックアップ手段を3つご紹介します。
オンラインストレージは、自宅と物理的に離れたインターネット上の専用ディスクスペースに写真やファイルなどのデータを預けられるクラウドサービスの一種です。スマホでもパソコンでもインターネットに接続できる機器ならどこからでも利用することができます。もちろん、データのバックアップ先としても利用できます。サービスの中には、パソコンやスマホにファイルを保存したらストレージに自動的にアップロードしてくれるものもあります。また、インターネット上に保存されたデータはどこからでも参照ができるため、保存された写真を友人とリアルタイムに共有することもできます。
こういったクラウドサービスを利用するにあたっては、セキュリティ上大きく2つの点に注意する必要があります。1つは、利用登録時に発行されるIDとユーザ自身が設定するパスワードを厳重に管理することです。オンラインストレージは、アクセスするユーザが本人かどうかを識別する手段として主にIDとパスワードを利用します。このため、万一、IDとパスワードが悪意のある第三者に漏れてしまえば、なりすましによってファイルを盗み見られてしまう恐れがあります。
もう1つは、信頼できるサービスを利用することです。サービスを利用する前にプライバシーポリシーなどの規定を必ず読み、事業者がシステムへのセキュリティ対策や情報の保護に関してどのように取り組んでいるかを確認しましょう。
残りの2つは、従来からあるバックアップ手法です。これらの方法では、手元にバックアップデータを持つことになります。また手軽さという観点で留意すべきは、これら2つの手段では、パソコン以外のデジカメやスマホ、タブレット端末上にあるデータは、端末から直接バックアップを取ることができないという点です。ケーブル、またはSDカードなどを利用してパソコンに機器を接続し、データを保存した上で、パソコンに内蔵、または外付けされた書き込み用ドライブを使ってバックアップデータを取り込む必要があります。
バックアップ先の筆頭に挙げられるのがCD-RやDVD-Rなどの記録メディアです。各メディアにバックアップをするためには、対応する書き込み用ドライブが必要です。メリットは、1枚1枚の記録メディアが比較的安価に入手でき、簡単に持ち運べることにあるでしょう。ただし、ディスク1枚あたりの容量が限られていること、傷がつくとデータを読み込めなくなってしまうこと、紛失しやすいことなどのデメリットもあります。使用環境や保存条件が適切であれば、CD-RやDVD-Rの寿命は10年から100年とも言われています。記録メディアの寿命を早めてしまわないよう、直射日光の当たる場所や温度・湿度差が激しい場所での保管は避けましょう。
大容量のデータを一括保存したい場合、外付けハードディスクを利用しましょう。最近は、TB(テラバイト)クラスの大容量を持つものも、以前より安価に入手できるようになりました。パソコン本体と接続して利用するため、読み込み速度も速く、快適にデータを扱えることも利点です。ハードディスクにも寿命はありますし、故障のリスクもあります。重要なデータは、オンラインストレージやCD-RやDVD-Rなどを使って二重、三重に保管しておくことをおすすめします。
そして、バックアップを正確かつ円滑に行うためには、あらかじめバックアップするデータをきちんと整理しておくことが求められます。データを整理し、どこに、どんなデータがあるかを把握することは、重要なデータが流出してしまうリスクを軽減することにもつながります。
続いては、データの整理術についてポイントを解説します。
※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。