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トレンドマイクロ株式会社
2014/05/08
無防備な無線LANが犯罪の踏み台にされる?! 安全なWi-Fi 利用のヒント
ルータを適切に設定すれば、Wi-Fiは決して危険なものではありません。読者に実践してもらいたいポイントは大きく2つです。
親機であるルータと子機となる電波を受信する側のスマホやパソコン間の通信を暗号化し、通信内容を秘匿してください。無線LANの暗号化方式は大きく、「WEP」「WPA」「WPA2-PSK」の3種類ありますが、「WEP」、「WPA」、「WPA2-PSK」の順にセキュリティ強度が高くなっています。最も古い暗号化方式で、すでに欠陥が見つかっているWEPだけに対応するルータは買い換えることをおすすめします。また、親機と子機との認証に使用する事前共有キーについても、既定のパスワードから強固なものに変更してください。認証のためのキーが破られてしまうと、どんなに強度の高い暗号化方式を選択しても意味はありません。
無線LANに子機から接続するとき、手持ちの親機以外のネットワーク名(SSID、またはESSID)が接続先の一覧に表示されることがあります。これは近隣に存在する親機の発する電波を、キャッチしているためです。裏を返すと、自宅に設置した親機が発する電波もキャッチされ不正使用される危険があるのです。そのため、無線LANルータのネットワーク名(SSID)を規定から推測されにくいものに変更するとともに、可能であれば、SSIDが一覧に表示されないようにするステルス機能(別名:SSID通知やANY接続など)を有効にしましょう。これにより、親機から近隣の子機に対し信号の発信を防ぐことができます。
スマホのテザリング機能を利用する場合にも、第三者に無断使用されてしまうことを防ぐため、次の設定を行ってください。
「設定」から「その他」へ進み、「テザリング」を選択。「Wi-Fiアクセスポイントを設定」をタップし、下記のような画面が表示されたらネットワークSSID、セキュリティ方式、パスワードを設定してください。既定のネットワークSSIDとパスワードを変更し、セキュリティ方式を「WPA/WPA2 PSK」にしてください。
「設定」から「モバイルデータ通信」へ進み、「インターネット共有」をオンにします。すると表示されるポップアップ上でWi-FiとBluetoothをオンにし、既定のパスワードを変更してください。ネットワーク名は、「設定」の「一般」へ進み、「情報」から「名前」をタップして変更できます。
※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。