
みなさんは普段スマホのセキュリティをどれだけ意識できていますか? スマホにはパソコンと同様、ネットやアプリを悪用した危険が存在します。7つの簡単な質問に答えて、あなたのスマホ利用がどれだけ安全かをチェックしてみましょう。
AndroidやiOSなどのOS、およびアプリに存在するセキュリティ上の欠陥を狙う攻撃への対策は不可欠です。OSやアプリの開発元は、脆弱性を確認するとそれを修正するソフトウェアアップデートを公開します。通知がきたらできるだけ早く適用しましょう。
アプリのインストール時は、不正アプリ(スマホウイルス)に注意しましょう。不正アプリをインストールさせる手口は巧妙です。メールやSNS、Web広告を使って不正アプリを配布するサイトへ誘い込み、人気ゲームなどに見せかけた不正アプリをインストールさせたりします。アプリはGoogle PlayやAppStore、携帯電話会社などが運営する信頼できるアプリストアから入手しましょう。事前にアプリの開発元や評判をネットで調べることも大切です。
盗難、紛失、故障などに伴うスマホのデータ消失を避けるため、大切なデータは日頃からバックアップしておきましょう。また、スマホを狙う不正アプリの中には、感染後SDカードに保存された写真などを暗号化して開けなくするランサムウェアもあります。大切なデータを失ってしまわぬよう、スマホ本体やSDカード内のデータをコピーし、クラウドやパソコン、外付けハードディスクなどの複数の異なる場所に保管しておきましょう。
サイバー犯罪者は、本物に見せかけた偽の公衆Wi-Fiスポットを設置し、利用者のWi-Fi接続を待ち構えることがあります。万一、こうしたWi-Fiにつないでしまうと、通信をのぞき見られたりする危険性があります。過去に接続したSSIDの電波圏内に入ると自動的に同じ名前(SSID)のネットワークへ接続する機能を有効にした端末では、知らずに偽の公衆Wi-Fiにつながることもありえます。一次的につないだ公衆Wi-Fiのネットワーク設定は、使い終わったら必ず削除しましょう。
複数のサービスで同じID/パスワードを使い回すと、万が一どこかで漏れた場合、すべてのサービスでアカウントが乗っ取り被害に遭ってしまう危険があります。必ずサービスごとに異なるパスワードを設定しましょう。また、誕生日や単純な英単語をパスワードにすると簡単に破られてしまうため避けましょう。パスワードの管理に不安がある方は、パスワード管理ツールを使う便利です。
著名な企業や友人からもっともらしい内容のメールが届いても、URLリンクを開かせようとするものは迷惑メールの可能性を疑いましょう。迷惑メールのURLリンクを開くと、情報をだまし取る詐欺サイトなどへ誘導される恐れがあります。メールに返信すると、サイバー犯罪者に有効なメールアドレスとみなされ、今後さらに迷惑メールが届きやすくなる危険性があります。思い当たるふしのないメールは無視をするのが一番です。
プロフィールや投稿の公開範囲を適切に設定しないと、友人や知人、家族だけでなく、意図しない相手や見ず知らずの人にも名前や住所、電話番号、メールアドレス、写真などの個人情報やプライバシー情報を明かしてしまうことになります。結果、個人情報や写真を悪質な業者に売られたり、ストーカーや脅迫などの被害に遭ったりする可能性があります。プライバシー設定を確認して、公開範囲を自分が情報を共有したい範囲にのみ設定するようにしましょう。
Q1.スマホ利用中にOSやアプリのアップデート通知がきたらどうしますか?
Q2.アプリを普段どこからインストールしていますか?
Q3.スマホで撮った写真などの大切なデータはどのように保存していますか?
Q4.一時的につないだ公衆Wi-Fiの利用を終えたあとはどうしていますか?
Q5.SNSやネットショッピングなどのネット上のサービスで使うID/パスワードはどのように設定していますか?
Q6.あなたが知っている企業や友人からURLリンクを含むメールが届いたらどうしますか?
Q7.FacebookやTwitterなどのSNSのプロフィールや投稿の公開範囲をどうしていますか?