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動画配信サービスやオンライン会議を狙う脅威に要注意

ネット動画の視聴、投稿、ビデオ通話時に注意すべきこと

2020/06/04
動画配信サービスやオンライン会議を狙う脅威に要注意 ネット動画の視聴、投稿、ビデオ通話時に注意すべきこと

NetflixやHulu、Amazonプライム・ビデオなどの動画配信サービスや、YouTube、TikTokなどの動画共有サイトが人気です。また、ビデオ通話を介したコミュニケーションも盛んになっています。今回はネット動画の視聴時、およびSNSへの動画投稿時やビデオ通話利用の際に注意すべきことを紹介します。

ネット動画の視聴時はリスクも

昨今の状況を受け、外出を控えて自宅で過ごす時間が増えています。人々の不安や心身のストレスを和らげようと、普段は有料で提供されている動画コンテンツが無料で公開されたり、芸能人やスポーツ選手ら著名人によるYouTubeでの動画配信が盛んに行われたりしています。自宅でネット動画を視聴する機会は自然と増えているのではないでしょうか。

その一方で、動画配信サービスや動画共有サイトの利用者をターゲットとするサイバー攻撃も報告されています。ネット動画を視聴する際は、どんなことに注意しなければならないのでしょうか。

ネット動画の視聴者を狙う詐欺とは?

ネット利用者を人気動画配信サービスを装うフィッシングサイトへ誘導し、認証情報(ID、パスワード)や個人情報、クレジットカード情報を詐取しようとする手口を確認しています。

図:大手動画配信サービスに偽装した偽のログイン画面

図:偽のクレジットカード情報入力画面

フィッシングサイトは一般に、正規のWebサイトからデザインやレイアウト、ロゴなどが盗用されるため、一見本物のように見えます。また、本物を想起させるドメイン名を使用していたり、SSL(第三者による通信の読み取りを防いでくれる仕組みです。SSL対応のWebサイトでは、アドレスバーのURLが「https://」で始まり、「鍵マーク」が表示されます)に対応したりしているため、真偽の判別が困難です。

このほかにも、人気ユーチューバーを偽装したYouTubeのダイレクトメッセージを介して受信者を不正サイトへ誘い込む手口が報告されています。これは、アバター画像とチャンネル名をコピーすることで人気ユーチューバーになりすましたサイバー犯罪者が不特定多数に友達リクエストを送信し、それを承認した利用者に不正なメッセージを送りつけることから始まります。そして、受信者にURLリンクを開かせ、賞品を受け取るためという名目で個人情報やクレジットカード番号などを入力させるのです。また、誘導先でアンケートへの回答を求められたり、別のWebサイトに次々と誘導されたりする場合もあります。それらの多くはアフィリエイト(ネット利用者を特定のWebページに誘導することにより報酬を得る仕組み)による金銭の獲得が目的と見られます。

多くの人の関心事や旬な話題に便乗するのはネット詐欺の定番のやり口です。2018 FIFAワールドカップの開催期間中には一般のWebサイトにおいて試合映像を無料で視聴できるとうたう偽のストリーミング配信アプリが配布されました。その正体は、位置情報やSMSメッセージ、通話音声データ、外部ストレージ内のファイルなどを外部に送信するAndroid端末向けの不正アプリでした。

図:サッカー選手を紹介するWebサイトから配信されていた
正規アプリに偽装した不正アプリのダウンロードサイト

ラグビーワールドカップ2019の開催期間中にも無料のライブストリーミング配信を餌にネット利用者を惹きつけ、視聴の条件としてメールアドレスやクレジットカード情報の入力を求める偽サイトが確認されました。

図:偽のアカウント登録画面の一例

ネット動画を安全に視聴するための5つのポイント

ネット動画を安全に視聴するための5つのポイントを確認しておきましょう。

1.セキュリティソフトを最新の状態で利用する

パソコンやスマホ、タブレットなど、動画視聴に利用する機器には必ずセキュリティソフトやアプリを入れ、常に最新の状態で利用しましょう。フィッシングサイトにアクセスしたり、不正アプリをインストールしたりしてしまうリスクを下げることができます。
ゲーム機やスマート家電など、セキュリティソフトをインストールできない機器については、ネットワーク全体を保護してくれるセキュリティ製品や、セキュリティ機能を備えたホームルータを使って守りましょう。

2.ネットでの情報入力を慎重に行う

動画配信サービスなどのアカウントへのログインは必ずブックマークに登録した公式サイトや、公式アプリから行いましょう。メールやSNS、SMS内のURLリンク、非公式Webサイト、ネット広告などからたどり着いたページは不正サイトの疑いがあるため、安易な情報入力は禁物です。

3.アカウントを厳重に管理する

動画配信サービスをはじめとするインターネットサービスのアカウントを第三者に不正利用されないための対策も不可欠です。サービスごとに異なるIDとパスワードの組み合わせを使用すること、第三者に推測されにくいパスワードを設定することを徹底してください。また、パスワード認証とは別に二要素認証といったセキュリティを強化できる設定を利用できる場合は必ず有効にしましょう。

4.公式のアプリストアからアプリを入手する

運営元不明のWebサイトで配布されているアプリには注意が必要です。スマホに動画配信アプリを入れる際はGoogle PlayやApp Store、携帯電話会社などが運営する公式のアプリストアを利用してください。公式アプリストアを利用する場合も、アプリのダウンロード前に著名な検索サイトでアプリ名や開発元を検索し、評判を調べることも習慣づけましょう。公式アプリストアにも不正アプリが紛れ込んでいる可能性があるためです。

5. お子さんの年齢に応じたアクセス制限をかける

ネット上にはポルノや違法薬物、ギャンブル、暴力など、子どもたちにとって不適切な描写を含む動画が無数に存在します。スマホやゲーム機本体、各動画配信サービスが独自に提供するフィルタリング機能、セキュリティ製品などを利用してお子さんの年齢に応じたアクセス制限をかけましょう。1日あたりのネット利用時間の上限を設定すれば、お子さんの過度なネット利用も防げます。

ネットへの動画投稿やビデオ通話利用時における4つの注意点

YouTubeやTikTokに限らず、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSでも動画を用いたコミュニケーションが当たり前になっています。また、Zoomなどのオンライン会議(Web会議、リモート会議)ツールをビジネス以外のシーンで使う人も急増しています。いまや、個人がオンラインサービスを活用し、生の映像をネット上でやり取りすることも珍しくありません。動画投稿や、ビデオ通話を利用する際の注意点も押さえておきましょう。

1.適切なプライバシー設定を行う

SNSや動画配信サービスで不特定多数に公開した動画は、だれが、どのような目的で閲覧しているかわかりません。また、オンライン会議に第三者が介入し、不適切な画像を表示されたり、やり取りを盗み見されたりする危険性もあります。だれと共有すべき情報かを踏まえてサービスごとに適切なプライバシー設定とセキュリティ設定を行ってください。
SNSでは、プロフィールや投稿の公開範囲を目的や用途に応じて制限しましょう。また、主なSNSでは、サービスを利用できる年齢を制限しています。お子さんがその年齢に達していない場合は、必ず保護者がアプリやサービスを管理し、勝手に利用させないように注意しましょう。

オンライン会議ツールでは、第三者に介入されないよう、デフォルトの設定を見直すとともに、参加者用URLやパスワードを必要な相手だけに共有するようにしましょう。

2.個人情報やプライバシーを含む動画をむやみに公開しない

SNSや動画配信サービスで個人を識別できる情報が含まれる動画を載せた場合、相応のリスクが生じます。たとえば、悪意のある第三者に個人を特定され、嫌がらせやストーカー、脅迫などの被害に遭う危険性があります。被写体だけでなく、背景の映り込みにも十分に注意してください。

3.相手や著作物に配慮する

人の容姿がはっきりわかる形で映り込んだ動画やスクリーンショット(画面コピー)を本人の承諾なしにインターネット上に公開したり、仲間内で共有したりする行為は重大なマナー違反です。無断で撮影するようなことはせず、相手への配慮を忘れないようにしましょう。また、自身で創作していない音楽や画像、イラスト、動画などの著作物の取り扱いにも注意が必要です。無断利用や配信を行った場合、損害賠償責任を問われる可能性もあることに留意しましょう。

4.節度ある内容の投稿を心がける

道徳に反する行為は現実社会だけでなくネット上でも許されません。ネットに動画を投稿する前に、他者のプライバシー侵害や利益侵害、誹謗中傷、観た人を不快にさせるような内容などが含まれていないことを確認してください。投稿内容をだれかにコピー、拡散された場合、半永久的にネット上に残り続け、不特定多数の目に触れる可能性があります。また、オンライン会議ツールやビデオ通話アプリの利用時も、発言や行動に注意が必要です。相手が無断で録画や画面コピーを行う可能性もあるためです。第三者に共有されると困る言動は慎みましょう。

※この記事は制作時の情報をもとに作成しています。

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