is702

2010/08/19

「クラウド」って何? インターネットでITサービスを利用できる「クラウド」

IT関連やビジネス関連の記事や会話などで、ひんぱんに目にし、耳にする「クラウド」。「なんだか、世の中は“クラウド”化しているらしいけど、一体何なの?」という方は、結構いらっしゃることと思います。トレンドマイクロがインターネットユーザを対象に行った調査によると、半数以上の人が「クラウドを知らない」と回答しているものの、サービスの利用率は70%以上となっていました(ニュース)。

今回は、「クラウド」をわかりやすく説明し、クラウドを利用する際の注意点についてお話ししましょう。

クラウドは「雲」。インターネットでITサービスを利用できる環境

「クラウド」とは、通常は「クラウド・コンピューティング」のことを指します。英語で「cloud」、つまり「雲」のこと。雲は、下から眺めていても、ただ白かったりグレーだったりするだけで、雲の中や雲の上がどうなっているのかわからないものです。また、空のあちこちに、ふわふわと浮いています。

インターネットも、パソコンや携帯電話など手元の機器で見ることができますが、その仕組みは目に見えるものではありません。また、数多くの多彩なサービスが、インターネットを介して提供されています。

インターネット環境を表す図などで、雲のようなカタチが描かれているのを見たことがあると思います。インターネットを“雲(クラウド)”に見立てて、“雲”に接続することで、さまざまなITサービスを利用することができる環境のことを「クラウド」「クラウド・コンピューティング」と呼ぶのが一般的です。

図:「クラウド」のイメージ

実はあなたも「クラウド」を利用している!

Webメールサービス、スケジュール管理、データ転送サービス、写真管理サービス、動画共有サービスなどなど…。インターネットを使っている方の多くが、こうした何らかのITサービスを利用しています。あなたも思い当たるものがあるのではないでしょうか?

実は、インターネットを通じて提供されているこれらのサービスは、そのほとんどが「クラウド」サービスにあたります。私たちは、普段インターネットを利用している中で、意識せずにクラウドを使っているのです。

図:クラウドサービスの例

パソコンに負荷をかけずにさまざまな機能やサービスが利用できる

では、クラウドを利用するメリットとは何でしょうか?

例えば、企業でデータ管理を行う場合、自社でデータ管理システムを開発・導入したりする必要がありません。社内にデータベースサーバを設置しなくてもよく、システム担当者の教育や、メンテナンスなどの手間も不要です。

利用者のパソコンに対する負荷が少ないことも大きなメリットです。クラウドを利用すると、これまでパソコンにプログラムをインストールする必要のあったものが不要になることがあります。また、パソコンへのデータ保存が不要になることがあります。このように、利用者のパソコンのハードディスク容量を大きく消費することや、動作が“重くなる”といったことを避けることが可能です。

さらに、クラウド上にデータを保管することで、パソコンを“軽くする”だけでなく、別のパソコンや携帯電話などでも利用できるというメリットがあります。

セキュリティ対策が肝心となるクラウド利用

何かと便利な「クラウド」ですが、利用する上で注意すべきことがあります。以下に紹介しましょう。

信頼できるクラウドサービスを選ぶ

クラウドを利用する場合、各種データや情報をクラウドサービスを提供している企業が管理するサーバに置くことになります。つまり、今までは自分のパソコンの中に管理していた情報を、クラウド上に預けて管理することになるわけです。ですから、利用するクラウドサービスが本当に信頼できる、安心して大切なデータや個人情報などを預けられるかどうかを、しっかりと見極める必要があります。

事前に「利用規約」などをよく読み、納得した上で利用しましょう。

図:信頼できるクラウドサービスを選ぶ

第三者に不正使用されないよう、パスワードをしっかり管理

クラウドサービスの多くは、IDとパスワードの認証によって利用できるようになっています。万一、パスワードが盗まれたり、推測されたりした場合、第三者があなたに代わってサービスを利用する可能性があります。

パスワードはサービスごとに使い分ける、定期的に変更するなど、しっかりとした管理が重要です。特に公共のパソコンや共有パソコンの場合は、パソコンにパスワードを保存していると、第三者がそのままなりすまして使ってしまう場合があるので、注意が必要です。

図:第三者に不正使用されないよう、パスワードをしっかり管理

写真や個人情報を公開する際には“覚悟”が必要

ブログやSNSなど、あなた自身が情報発信できるようなクラウドサービスを利用する際には、掲載する情報に注意を払う必要があります。これらのサービスは、不特定多数の人の眼に触れる可能性が高いため、個人情報や個人が特定できるような情報を掲載しないことが推奨されています。一度でも掲載してしまうと、永久にクラウド上(インターネット上)に情報が存在することになりかねません。

例えば、自分の顔写真をブログに掲載した場合、あなたが知らない誰かがあなたの顔写真をコピーして保存したり、まったく別のブログに掲載したり、あなたになりすまして顔写真を悪用したりすることも考えられます。

一度クラウドに流出した情報は、完全に削除してしまうことは不可能だと考えてよいでしょう。

図:写真や個人情報を公開する際には“覚悟”が必要

さまざまな“脅威”対策に欠かせないセキュリティソフト

クラウドサービスを利用することは、常にさまざまな“脅威”にさらされることにもつながります。実際に、クラウドサービスを悪用した事例も多数報告されています。例えば、Twitter(ツイッター)を悪用し、ウイルスを仕掛けたWebサイトに誘導してウイルス感染させようとする手口などが出回っています。

そのほかにも、利用するサービスの種類や内容によって、犯罪者は巧妙な手口を使ってウイルスやスパイウェアをパソコンに送り込もうとしたり、クレジットカード情報などの個人情報を盗もうとしたりします。安心してクラウドサービスを利用するためには、セキュリティソフトの利用が必須なのです。

図:さまざまな“脅威”対策に欠かせないセキュリティソフト

ますます便利になるクラウド。しかし、クラウドを利用するためには、利用者がセキュリティに対する意識を持つとともに、最新のセキュリティソフトを使うことが重要です。世の中が“クラウド”化している今、セキュリティの大切さが増しているといえるでしょう。

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